類似の色相による配色
似かよった色相の何色かを使って行なう配色をすると、同じような感覚、性質をもった色が並ぶので、実際的には色のバランスの崩れはほとんどなく、誰がやっても失敗はしません。ただし、それだけに配色の面白味がなく、平凡で無難な感じになります。一方それが落着いた感覚になるので、年輩の人の居室や寝室に喜こばれます。この配色法を行なう場合は補色の使い方が大きな影響をもっており、補色を上手に使用すると、新鮮で楽しい配色となるので是非試みたいものです。(補色の使い方のコツは、なるべく小さく目立つ場所に使うこと) |
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対比の色相による配色
これ・ヘ若々しい力強さ、個性を感じる配色に多用きれます。配色をゆったりと落着いたものにするためには、目立つ大きいスペースには原色(高彩色)をさけ、比較的彩度の低い色を用いて、明度差もあまり大きくしないのがよいでしょう。つまりコントラスト感の弱い配色が気分を落着かせます。コントラストの強い配色は、力強く、積梅的な感じで活動的になりますが、それだけ落着かず、品のない感じになることがあります。また、コントラストの弱い配色はゆったりとおだやかですが、アクセントカラーなどで引き締めないと平凡で眠い感じになります。 |