採寸、サイズの測り方
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採寸・積算
カーテンの採寸は、窓枠や天井からの長さではなく、レールの長さが幅、レールに付いているランナーからの高さが丈となって、それが基準となります。実際の採寸方法は、スタイルによって異なりますが、ここでは、最もポピュラーな両開きカーテンを例にして説明しましょう。カーテンの仕上り幅は、レールの長さよりも5〜10%程度長く耳又ります。
カーテンは、レールに取付けられますと、自重で左右に少しもどります。少し長めに仕立てておかないと、閉じたとき真中が開いてしまうからです。仕上り丈は、ランナーからカーテンの下げたい位置までを測ります。腰高窓の場合は、窓下より10〜15p下位置。掃き出し窓の場合は、床面より1〜2p上げるのが普通です。生地の使用要尺の計算方法は、ヒダのボリューム(幅使い)、柄の大きさ、プリーツのタイプで異なってきます。一般的には、ヒダのボリュームは2つ山か3つ山で、仕上り幅に対して2倍幅使いが基本となります。
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一幅の要尺を裁ち切りの要尺といいますがこの裁ち切り要尺の試算は次のようにします。 |
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裁ち切=丈の仕上り寸法+上端の折り返し+下裾の折り返し+リピート長従って、2幅使いであればこの倍、3幅使いであればこの3倍が1枚のカーテンを仕上げるのに必要な要尺となるわけです。
使用要尺=裁ち切り×使用幅数×箇所数
素材の扱い単位は、基本的に巾・丈ともに1cm単位の発注となります。 |