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生地の選択
カーテンを選定するには、その部屋の用途と機能を考慮して、素材・色・柄・テクスチャー及びスタイル等を考えます。定められた予算内で商品を選定することも必要です。同じカーテン地を使用しても、部屋によって全く違った雰囲気をかもし出しますし、同じ部屋でも吊り方やスタイルによっても得られる効果、雰囲気は大きく異ってきます。家の形、部屋の広さは言うに及ばず、趣味・嗜好、生活態度、家族構成を考慮しましょう。
また、最近は、家の外へ向けて窓を美しく飾ろうという人々が増えています。旧来の日本建築にない窓の形が出現してきたことがきっかけです。生地の性質・新しい住宅の様式・カーテンのスタイルも良く知ることが必要です。 |
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カーテンのスタイル
日本の住宅は、高温多湿の気候のため、日光が強いわりには窓面積が大きい建物になっています。庭と部屋がつながっている部分がある建築様式は、世界に類を見ません。また、厳しい冬以外は、窓を開け放しておく習慣もあります。そのために、ヨ一ロッパのように、窓を美しく飾っておくということはできませんでした。
日本のカーテンは、窓の左右の端に寄せられるスライド式で定着してきたのです。真中から左右に開けられるスタイルが、両開きカーテン、どちらか一方から片方へ寄せられるのを、片開きカーテンといいます。これは、カーテンスタイルの基本であり、殆どの家庭で使用されているものです。 |
