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デザイン要素を高める加工
デザイン要素を高める加工のうち、エンボス、モアレ、リップルの諸加工は「物理的な型付け加工」であり、型押しの方法として樹脂などを使った加工です。
一方、合繊に対して行なわれるプリーツ加工は、繊維の熱可塑性を利用した「ひだ付け加工」をいいます。オパール加工は絹・ナイロン・ポリエステルなどの耐酸性の強い繊維と、レーヨン・綿などの植物性繊維との交織織物に対し、硫酸や硫酸アルミなどを混入した薬剤でプリントし、植物繊維部分を炭化除去して、すかし模様を作るプリント方法です。キルティング加工は、2枚の布の問に綿をはさんでミシン縫いする加工で、寝具やガウンなどに用いられ、欧米では寒さを防ぐ目的でカーテンとしても使用きれます。 |
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織物に他の物を合体させる加工
金属蒸着、ラミネート、コーティング、ボンディングの諸加工は加工する織物に、それ以外の物を合体させる加工です。例えば、織物の片面に宇宙服のような金属的外観を作り、光を反射させて遮熱効果を高めるので、遮熱カーテンに応用されます。
ラミネートとは、ウレタン・フォームやフィルムなど他の物を接着させることで、遮光性を付与したり、厚さを求めたり、通気性を少なくして保温効果を向上させたり、場合によっては収縮を少なくさせるためにも行なわれます。ボンディングも同様の状態を表現する言葉です。これは、ボンデッド・ファブリック(裏打ちした布)を得るために、二枚の布を一つに貼り合わせたり、中央にウレタン・フォームなどをサンドイッチしたり、ただウレタン・フォームや不織布を貼ったものなどがあります。
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