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インテリアのカラーコーディネートテクニック
窓の外の世界をよく見ると、たった一つの色だけのものはありません。 一本の木の中にも緑一色ではなく、色々な色のグラデーションになっています。それなのにインテリアの色を決めるのに、色を単体で考えていませんか?部屋を個々に考えるではなく、調和のとれた色のパレットを使って絵を描くように構成をしてみてください。よく使う色や好きだと思っている色でも、他の色と組み合わせると思いもよらなかった豊かな色合いが見つかるでしょう。
色 「色彩表現」と聞くと、難しい専門用語のように感じるかもしれません。でも子供の頃にはもっと「色」に対して大胆で、積極的だったのではないでしょうか。大人になってからは、失敗を恐れて、何と何がマッチするかという事が気になって、うまくいかないと、結局好きな色や色の組み合わせに戻ってしまいがちではないですか?
それが間違いとはいえませんが、ほんの少し勇気を出して新しい色の組み合わせを探してみましょう。
さわやかな水色のソファとカーテンでコーディネートすると、意外と寒々しく感じてしまう事があります。そんな時、壁の色を白からやさしいクリーム色に変えたり、カーテンの色を淡いオリーブ色のものに変えると暖かみのあるさわやかな空間に生まれ変わります。
また、好きな色の組み合わせでも、色の明度(明るさ・竏テさ)や彩度(純度や濁り)のバランスが崩れると、とても居心地の悪い空間になってしまうことがあります。
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たとえば、鮮やかな青とオレンジの取り合わせの部屋で暮らすのは難しいでしょうが、クールなストーングレーをオレンジのとなりにあわせたり、またグレーやブルー、カーキーなどの中間色を背景にするとバランスがよくなり心やすらぐインテリアができます。
光 そして「色」を表すとき、わすれられないのが「光」です。どんなに美しいカラーコーディネートをしても光がなければ、それは私たちの目には映りません。白い壁紙を張っても北向きの部屋では青みがかって見え、太陽の光がさんさんと差し込む部屋ではオレンジやゴールドがかって見えます。 同じ部屋でも時間帯や季節によっても異なります。
また素材によっても光に対する反射で、質感や輝きが変って見えます。
使うカラーや素材がだいたい決まったら少しでも多くのサンプルをその部屋に並べて見て、昼の光や夜のライトの光の下でじっくり観察してみてください。きっとあなたにピったりの新しいカラーコーディネートが見つかるでしょう。
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